新築の廃病院

精神的に辛い時に更新するのでまともな文章は読めません

ダンゴムシと親知らずと豚カツについて

ダンゴムシ

ダンゴムシの特徴の1つに交替性転向反応と呼ばれるものがあるのはご存知ですか?迷路を歩くダンゴムシなどを見た事はありませんか?あれはこの交替性転向反応を利用してダンゴムシにも迷路が解けるように作られています。交替性転向反応とは壁に当たると右(または左)に行きまた壁に当たると左(または右)に進むといった特性です。要はジグザグに進むんです。比較的簡単に実験することができるため自由研究の題材によく用いられています。何故このような特徴を持つかについてですが仮説の一つにBALM仮設というものがあります。これは左右の足の負荷を均等にするために右と左を均等にしているのではないかという仮説です。僕はつい最近までこの左右の負荷を均等にするために交替性転向反応をしているということに疑念を抱いていました。ジグザグに進むことにより外敵からの逃避や行動範囲の拡大が目的であり左右の負荷の均等さは目的ではなくただの結果ではないかと考えたためです。

 

親知らず

つい先日親知らずを抜きました。親知らずは左右上下に4本あり、人によって抜くべき本数は変わってくるのですが僕は全親知らずを抜くことになりました。基本的に一気に全親知らずを抜くという事はせず、左右どちらかを抜いて時間をあけてからもう片方を抜くそうです。近場のクリニックに通っていたのですがそこで抜くのは困難であったらしく、大学病院を紹介されそこで抜くことになりました。こんな事をブログという形で全世界に公開するのは憚られるのですが、正直恐怖を感じなかったかといえば嘘になります。認知されていないとはいえ親から貰った体の一部を4つも取り除いてしまう事に抵抗を感じる方は少なくないでしょう。また、僕の場合は大学病院に行かなければならなかったのです。コロナにより甚だしい繁忙で極まった大学病院に不要不急の抜歯だけで赴くというのは申し訳なさで胸がいっぱいになります。この幾重にも連なった壁を乗り越え、遂に片方の親知らずを抜いたのです。麻酔により抜歯時の痛みは感じず、その後の痛みや腫れの程度も軽微なものでした。それにより引き起こされた気の緩み、今後親知らずを抜く事はないので反省してももうしょうがないのですが。もう片方の親知らずを先日抜きました。全親知らずを抜いたのです。出血、腫れ、以前のものとは比べ物になりませんでした。

 

豚カツ

豚カツは好きですか?僕はとても好きです。というと少し語弊があります。好きなのはソースです。ソースを食べるのが好きです。ソースを一番美味しく食べられる食品が豚カツだと信じています。なので一般的なカツ丼が卵で閉じられている事について激しい憤りを覚えます。僕は月に1,2度、非常に強い豚カツへの衝動が起こります。そこで向かうのが松のやです。松のやは松屋フーズの一つであり、安価で出来立ての豚カツを食べることができる施設です。僕は先日松のやに行ったのです。それは親知らずを抜いてから3日後の出来事でした。漸くまともに何かを食すことができる喜びから松のやに行ったのです。しかしその時まだ抜いた方の歯で物を噛む事は困難でした。そこからは想像に難くないと思います。片方の奥歯でのみ豚カツを食べた代償に大きな火傷を負いました。あんなに大好きだった豚カツとササミカツ2枚。これほどの痛みに変わる事があるのだと一つ勉強になり両奥歯が痛いままに帰宅しました。帰宅しながら思いました。ダンゴムシの交替性転向反応は本当に左右の負荷を均等にするために起っているのだと。今迄僕は無意識のうちに奥歯の交替性咀嚼反応によって酷い火傷を避けていたのだと。松のやの豚カツはふーふーして冷ましたとて中まで火が通っている為火傷は避けられないのだと。僕は本当に愚かでした。今後への戒めとしてブログを書かせていただきました。